●西馬込発07:07⇒品川駅07:27
この日は金曜日。会社を有給で休み、朝の通勤ラッシュ時間に大荷物で乗り込む。しかも品川駅へ。。。(涙)なんと品川駅、首都圏の乗降客数ランキング堂々5位!はぁ、考えるだけでしんどい。
ということで、飛行機に乗るわけでもないのに、新幹線に乗車する30分以上前にラッシュピーク前の品川駅へ到着。
こちら、友人がらみで購入したNY発のGREATBAG。
悩みに悩んで、数日かけてオレンジ色を選ぶ。
急きょ注文をしたため、大阪行の前日に届く(ほっ)。
●品川:08:04発⇒新大阪:11:50着
実は私、あんまり新幹線に乗ったことがない。乗る機会もないので要領もわからない(笑)DBのICEのようなものだろうとは思うが、荷物が多いし、不安。しかし、結局心配には及ばず。グリーン席って隣の人(女性)とのプライバシーも守れるくらいに席が広い。海外旅行用のスーツケースも足元に置けた。しかも走る音も静か。こだまのグリーン席、悪くない!
新幹線の中で(グリーンだよ)
新幹線の中をどうやって過ごそうか。単行本を持っていったが、結局早起きしたので爆睡して時間が過ぎた。途中、名古屋あたりで目が覚めたら大雨。やばいな大阪、大丈夫かな。
4時間後・・さーて、大阪に到着!
分厚い雲が空を覆う。でもすっごく蒸し暑い。
とりあえず、ホームを下りて「ぷらっとこだま」の特典《ドリンク1本プレゼント》をいただこう。本当は車内の移動販売で購入したかったが、なんと、こだまは車内販売をしないのだ!結局新大阪駅の改札を出る手前にあるキオスクでお水を購入した。
そして地下鉄に乗って難波へ行こう!
地下鉄構内で《1日券・エンジョイエコカード(平日800円)》を券売機で購入する・・・いや、したいのだが、どうしても購入できない(笑)日本語で1日券購入できますって書いてあるのに、買えない。券売機を変えて千円札を入れてみるが、どうしても変えないので仕方ないから観光客カウンターの窓口で購入した。どうして日本なのに・・日本語なのに買えなかったのか。今だに謎・・・そしてショック(笑)
これが疑惑の(笑)1日券
そして平日が800円で土日祝が600円なんて・・・
いかにも週末に遊びに来てねという感じがいい!
大阪、粋な計らい。
御堂筋線・新大阪駅→難波駅
難波駅・改札を出てすぐのあたり
地下鉄御堂筋線(赤)で難波駅へ到着する。コインロッカー問題も難なくクリア。というのも、改札を出てすぐのコインロッカースペースへ行くと、運がいいことにロッカー(大)から荷物を出そうとしている人がいたので、その人の後ろにピタッと張り付きそのまま荷物を入れることに成功した。実は他の旅行者もそこを狙っていたので、私があと10秒遅かったら、コインロッカーさがしの旅が始まっていたと思う。ラッキーだった。しかしまぁ、このロッカーがダメだったとしても、予め《たびとものIさん》に詳しく教えてもらっていたので、安心はしていたのだけれども。何よりロスタイムが最小限だったのが嬉しかった。さて、身軽になったので先を急ごう!
コインロッカー(左)にスーツケースを入れる
地下街を思い切り迷う・東西南北、どっちへ行けばいいのかまったくわからなくなり、仕方ないので地上に出る。地上に出てみると・・・あ!あれは1か月前に行った「高島屋」ではないか!やっと自分のいる場所がわかった。
目の前の低い建物が高島屋(南海難波)
そして向かう先は・・・
《カレー屋バンバン》
こちらランチのみ営業する二毛作のカレー店。
「カレープレート(900円)」
大阪らしいスリランカプレート風のフォルム
というか、
スリランカプレートの進化系大阪アレンジと言った方がいいか。
見た目以上に、結構辛い。マジで。
そして美味しい♪♪
ライスが水没・・・
ミュージシャンのお兄さんがひとりでせっせとカレーを作ります。
帰りがけには割引券下さったが、今度来れるのかいつだろうか。
《はじめ人間系》の可愛いイラスト
食べ終わり、今度はお散歩がてら《難波八幡神社》へ
時間は14時、めっちゃ暑い。日差しも強い。
あまりの暑さに髪の毛をアップして歩く。
《難波八幡神社》
御祭神
スサノヲノミコト
クシイナダヒメノミコト
ヤハシラミコノミコト
スサノヲとクシイナダ姫が祀られていたのですね。
『縁結び♪』
しかし
ここに来たかった理由は別にありまして・・・
これです!
獅子殿(舞台)が見たかった!
大きな口で勝利を呼び、
邪気を飲み勝運(商運)を招くのだそうです。
しかもちょうど夏祭りの準備・風情がありますね~
この獅子、外国人観光客の中で「どうして神聖な神社に悪魔・鬼がいるのか?」と話題になっているらしい。確かに、外国人からみると違和感があるのかも・・・
確かに、不思議な感じがする。
暑いついでに隣の駅「大国町駅」まで歩く。歩いていると「大国主神社」という神社が見えてきた。しかし、その横を見ると「敷津松之宮」って書いてある。どうやら神社が同敷地内に同居しているつくりのよう。珍しい。
大国主命と言われると、白兎海岸を思い出す鳥取出身者。
日露戦役忠魂碑
ほら、こちらは敷津松之宮だって
御堂筋線・大国街駅⇒天王寺駅
一応天王寺駅を目指すが・・・あまりの暑さで予定を変更!
谷町線・天王寺駅→谷町四丁目
大阪ビジネスパークと大阪歴史博物館
まずはシアトルズベストで小休止
水分補給は大切!
では大阪歴史博物館へ!
なんと、入場券を購入(600円)すると、中国語のパンフレットを手渡された。読めねーよ(笑)10階の展示会場で日本語パンフレットをもらおうとしたら「すみません、1階にしかありません」だって・・ま、パンフレットがなくても平気だけど、最後に1階でもらった。それより私、中国人に見えたんだろうか。アップにしていた髪が悪かったんだろうか(笑)博物館の中にいる間に、噴出した汗がひいたので、アップにした髪をおろした。
10階:古代フロア
大阪城が見えます~初めて見たよ!
奈良時代の難波宮の大極殿
古いなぁ・・・
こちらの博物館は、エレベータで一気に10階に連れて行かれ、そこから1階ずつ降りていくタイプ。降りる時はエレベーターなんだけど、大阪城が綺麗に見える。考えてみれば、大阪城をナマで見るのははじめて。といってもガラス越しなのではあるけれど・・・ちなみに大阪城は外国人観光客だらけのよう。実際、この博物館内も、日本人の姿はほとんどない。
エレベーターホールからみた大阪城
ガラスが映ってしまって不思議な写真に・・
これは綺麗に撮れた!
大阪城の後ろにたつ高層ビルはどの駅のあたり?
西新宿の高層ビルのところにお城がある感じで不思議
(補足:友人より)
《このビル群は、明治時代から第二次大戦まで陸軍大阪砲兵工廠だった場所で、1945年の米軍空爆で廃墟になって数十年放置された後、1980年代に再開発されたところです》と教えてもらう。 Iさん、ありがとうございます!!
9階:水都の町並み
信長と戦った本願寺の時代の大阪
商人の町って感じがする
写真には撮らなかったけど「文楽・人形浄瑠璃」って大阪が本拠地なんだね。確かに、東京にいて、歌舞伎、能、狂言は見たことがあるけど、文楽はなじみがない。小さい人形かと思ったら、意外にデカくておどろいた。
7階:近代現代フロア
大正末期~昭和初期の賑わう心斎橋筋・道頓堀界隈
なんか元気があっていいな
これ当時のすごろく
『謹賀新年・阿倍野公設市場共栄會店員一同』って書いてある
伏見人形・幣持猿
猿が持っている御幣(ごへい)は厄除けのため。
家屋や家族を災いから守るための信仰的な意味を持つ。
ちなみに右下小さいのは「住吉土人形・組み猿」
猿が組体操してる(笑)
榎(えのき)に鎌を打つ
鎌八幡(かまはちまん)がJR玉造駅そばにあるようで、ここにある大菩薩を宿すこのご神木に、真田幸村が戦勝を祈願、見事に「大坂冬の陣」で勝利したとされている。現在では「悪縁断ち」をする寺として有名みたい。しかし、何も知らずに見たので、最初はなんだか怖かったよ。
大阪市立博物館、なかなか充実した。本当はもう少しゆっくり見たかったけど、この後行かねばならない場所がある。それは「グリルやまたけ」という肉屋。そこの脇で売られているメンチカツを買いにいかねばならぬのよ・・・
谷町線・谷町四丁目駅→谷町九丁目駅
最初、肉屋に入ったら「こっちじゃなくて、隣だよ」とおじさん
メンチカツ・・じゃなくてミンチカツ(200円)
平べったくて食べやすい。玉ねぎと肉のバランス良し。
ハフハフしながら谷町の大通りを歩き喰いする中年女。
17時:谷町九丁目の駅構内で《旅とものIさん》と再会する。猛烈に暑いし、駅構内のベンチをめがけて猛進している姿を、うっかり見られてしまった(笑)最後にあった時からもう13、4年は経過していると思う。以前同様、元気な姿で再会できたのが非常にうれしい。
再開のあいさつもすみ、夜ごはんまでには少し時間はあるし、さて、どこに行くかという事で、結局、今日行きたかった《四天王寺・統国寺》を徒歩で巡る。連れて行ってもらったおかげで、今回行きたかった場所をコンプリート!
聖徳太子ゆかりの寺、いたる所に出てきますよ
英霊堂
明治39年に建立。当時は大きい大梵鐘が釣られており「大釣鐘堂」と呼ばれていた。鐘は第二次大戦で供出、戦没英霊を奉祀する「英霊堂」と改名される。
六時礼讃堂(重要文化財)
薬師如来・四天王等をお祀り。
供養や納骨等が行われていた中心道場。
六時礼讃堂前のお堀
綺麗です!
四天王寺式伽藍
南から北へ向かって、中門、五重塔、金堂、講堂が一直線に並ぶ
それを回廊が囲む形式で最古の建築様式のひとつ
6~7世紀の大陸様式(中国や朝鮮半島)で貴重なのだそう
古い・・・
「東京に残っている昔のもの」と言えば江戸時代が中心だから、一桁世紀だと言われると、なんだかどえらい太古の昔にあったものを見ている気がしてくる。すごいなー
中門には仁王様が仁王立ち
筋肉質でスタイル良し。別名:金剛力士像
南鐘堂
正式名称は鯨鐘楼(げいしょうろう)
言われてみれば色合いが大陸的な気もする
Iさんおすすめアングル
それではそろそろ次へ行きましょうか
あ!聖徳太子!
飛び出し注意!
釣鐘のカタチをした御煎餅・まんじゅう・カステラが有名。
創業百有余年の貫禄。
窓のカタチも釣鐘してる。
四天王寺からIさんにお任せして統国寺へ連れて行ってもらう。徒歩15分くらいかな。統国寺のすぐ手前はラブホテルが立ち並ぶ。天王寺って、裏新宿みたいな感じなのかな?
和気山統国寺到着!
釈迦三尊を本尊とする単立寺院。「統国寺」は聖徳太子の創建(ほんと?)で、百済の僧観勒(かんろく)が開山住持として招かれる。推古天皇の帰依により厚遇された・・・寺のようだが、それよりなにより、私が行きたかった理由は・・・
本当のベルリンの壁!
え~っ(汗)マジですか
「民族の統一を願って」統国寺信徒が喜捨されたらしい。
こちら側は西独。ちなみに後ろはただのコンクリート。
(写真撮ってくればよかった!しくじった)
統国寺を後にして、少し歩くとすぐに《あべのハルカス》が!本当に高いね~一時は大混雑だったようだが、今はどうなのかな?スカイツリーに併設される《東京ソラマチ》みたいな感じかな。今回は「買い物たび」ではないので外観を見てるだけ~。
あべのハルカス
ここから地下鉄で難波へ向かう
御堂筋線・天王寺駅→難波駅
まずは難波のまちをふらふらと歩いてみる。1か月前にも難波にきたが、このあたりは歩いていないなぁ。行きたいカレー屋があるが、今回は《こなもの》が晩ごはん。前回いった店がいまいちだったので、今回はリベンジなのだ。
自由軒
食べないとはいえ、カレー好きとしては
写真を撮らずにはいられないのだ。
いいね、次回の大阪旅は自由軒も行きたいな。
(行きたい店多すぎて日帰りじゃ無理)
今夜の晩ごはんは《鶴橋 風月》
うマいねん アイやねん
どうしてところどころにカタカナが入っているのだろう?
ワクワクする・・・
どうしても食べてみたかったのが「モダン焼き」。今回初挑戦してみるんだ。モダン焼きってお好み焼きの上に中華そばがどばぁーっと乗っかっていて、カリカリに焼く料理なんだけど、広島風お好み焼きとは似て非なるもの。広島風はあんまり小麦粉を使わないけど、モダン焼きは小麦粉ガッツリ。お好み焼き+焼きそばって感じ。つくったものを持ってくるのではなく、お客さんのテーブルでスタッフがつくってくれる。手際イイね~大阪の人って、最低限の粉もの料理ができるんじゃないだろうかと思う。華麗なる手さばきに見入ってしまった。
しかもデカいんだよ・・・
東京で食べるものの1.5倍はある。
まさかこんなに大きいとは思わず、
ここにそばが投入されるのかと思うとちょっとビビる。
そば、きたー!
しかもぶっとい(笑)ものすごい量だわ!
スタッフは焼き加減を身体で覚えているようで、
時間を見計らってモダン焼きの工程を進めていく
はぁ~もうすぐ食べられる
ソースとマヨネーズを表面にぬりぬりして完成!
ぶ、分厚い断面!
結局、四分の3しか食べられず、Iさんに食べていただく。
モダン焼き、美味しかった。しかしボリュームもすごかった(笑)
おお、ここが!吉本の大本山ですか。ふだんはお笑いは一切見ないけど、子供の頃は土曜の昼になると吉本のお笑いをよく見てたことを思い出した。懐かしいな、たまには見てみようかな。
お土産として豚まんを買いました
豚まん 2こ 340円
荷物をピックアップし、ココから歩いて難波OTCAへ向かう。また、あの、難波の恐ろしく広い地下街へ行く。Iさんがアテンドして下さるのですいすい目的地に到着できた。本当にありがとう。話は尽きませんが、記念撮影を撮り、バスへ乗り込む。
20:00 難波発→22:52鳥取駅着
(22時40分には到着する)
大阪での、1日券の足跡
いいね~!おおさか!
また行くぞ!