2018/04/07(土曜)
東京駅発(新幹線:なすの)に乗って、「新白河駅」まで。
東京駅の新幹線ホーム。新
幹線は少し前にプラットホームに入ってきて、
ぎりぎりに乗車ができることを最近になって知りました。
これに乗ります!
只今清掃中です。
【すごいなー】と思うのは、お掃除が終わるとスタッフ全員が、プラットホームで待っている乗客に対して深々と「おまたせいたしました」って挨拶するの。みなさん笑顔で。ここまでのサービスが必要かどうかは別として、改めて日本の《おもてなし》って本当にすごい。
新幹線なすの(253号)8:28 出発!
しかもグリーン車だもんね♪
ゴレオ君もご満悦だよ
がらがらのグリーン車です。
【なぜグリーン車】にしたかというと、ネット予約時に「グリーン車35%引」があったから。「普通車は15%引」しか残っておらず、計算すると2千円くらいしか差がなかったので、グリーンにしたよ。
私の脚です(笑)
【東京は20度近く】なるようなのですが、この日の福島は「雨で寒い・曇天模様」とのこと。連日天気がいいのに、この日に限って悪天候。ついてないなー。
途中、眠っていました。
気がついたら、グリーン車両には私だけでした(笑)
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【福島・新白河駅】9:48に到着。そのまま在来線にのり、新白河⇒白坂へ移動。1駅目なので、乗っているのは5分程度。ただ「無人の電車」で切符の購入方法とかわからなくて・・・私は新幹線の切符しかもっていないけど乗れちゃったんだけど・・・乗車中のおじさんに切符の購入をしていないことを伝えると「たぶん、新幹線からの切符でそのまま乗れるんじゃないの?」って。そうか、それでいいのか。でも、切符には「新白河」ってきちんと書いてあるのだけど・・・?
白坂駅到着
白坂の牧歌的な風景
向かったのは《アウシュヴィッツ平和博物館》
ここへ行くために、週末、日帰りでグリーン車に乗ったんだ。
原発災害情報センターも併設
ソーラシステム、すごーい!
ここから入ります
芝桜にレンギョウ等、春の木々が美しい
レンギョウ
アンネクランクのバラ園もあります
あと2か月くらい、開花までにはかかるのかなー
こちらが博物館です
ちなみにこの家屋は、江戸中期の古民家を茨城県玉里村から移築。200人のボランティアで再建したのだそうだ。すごいなー。
囚人服や身長を測る棒
(身長が低い子供は収容所に送られるとすぐにガス室送り)
【レスキュアーズ】の展示もあった。コルベ神父や杉浦千畝は有名だが、多くの場合、一般市民がユダヤ人を助けていたのだ。有名なところではドイツ人実業家オスカー・シンドラーがいるけど、結局、政府や国は何もしないんだよね、個人の良心が尊い命を助ける。。泣ける。
この敷地内には別棟に、こういう展示もされている。
貨車の中には、戦時中、子供たちが見たことを描いた絵を展示
また、貨車っていうのが・・なんとも言えないよね
母親がドイツに連れていかれるので、
子供と別れを惜しんでいた
なぐられた
女の人が連れて行かれた
貨車の中はこうなっています
実際に、収容所へ連れて行かれた人たちは、
このような貨車に何時間もの間
ギュウギュウに詰め込まれていたのよね。
ドイツ兵がトーミャックさんを銃殺したところ
泣ける・・・
たけの短いタンポポだって
頑張って生きている、大切な命
こちらは《アンネ・フランクの展示》
アンネの年表があり、他、隠れ家としていた家の模型とか、
そのほか資料が展示されていた
【欧州で起きた戦争】の展示を、こんな片田舎で、ボランティア運営していることに感動する。この施設は、もっと多くの人に見てもらうべきものだと、痛感する。なにもポーランドまで行かなくても、十分ではないけど、どれだけ悲惨な過去があったのかということは、普通の人間であれば想像できる。
私はこの施設をたまたまググって知ったのだけど、ここへ行く事を友人・知人に伝えてみたが、「誰一人」知らなかった。もっと、知ってもらえるように、ネットで販促活動すればいいのになーと思うのだけど、逆に人が多く来ると大変なのかな。
ちなみに、私が訪問中に博物館にきていたのは、老人男性2名、老夫婦1組。博物館受付も老人。結局、中高年しかこういう施設には興味がないのかな・・・と思っていたら、帰る頃に子連れの主婦が来て、なんだかとても嬉しかった。
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曇天な空が、重々しさを助長してるなー
白坂駅へ戻ってきました。
言うまでもなく「無人駅」です。
券売機があったので購入しました。
白坂⇒白河 (200円)
なんかめんどくさいんですが、
白坂⇒新白河で乗り換えて、二駅目の白河へ行きます。
遠くに白河小峰城(跡)が見えます
桜が満開です!
JR白河駅
もっと活気がある駅かと思っていたけど、ひっそりとした小さい駅でびっくりしました。地方都市の駅って、こんな感じもあるんだな。新幹線が止まるくらいだからもっと賑やかだと思っていたんだけど・・・駅の横には観光案内所が併設されているので便利です。まずはここへ行って「地元のスーパー」の場所を聞く。歩いて15分くらいのところに「ヨークベニマル」というそれなりのスーパーがあるようなので、のちほど行こう。
まずはランチ!
早朝にパンを一口食べただけなので、お腹がペコペコなのだ。
予め、食べログで調べておいた蕎麦屋
白河割子蕎麦(ミニ)を頼む・800円
割子とトッピングが重ねて出てくるので・・
こんな内容になります!
喉越しがいい、食べやすいお蕎麦でした
蕎麦湯と湯呑もセット!
こんな感じでトッピングして、つゆをぶっかけていただきます!
【食べ終わって満腹!】ですが、この日は寒くて・・4月なのに5度くらいしかなかったので、急きょ「使い捨てカイロ」を装着し、観光を始めます。本当は割子じゃなくてあたたかいおそばを食べた方がよかったかもー
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まずは《門前通り》という道をすすみます
可愛らしい、こぢんまりした聖堂
外観のみ観光。内覧は予約が必要。
時間が読めなかったので、予約はせず。
《勝軍地蔵堂》
1712年に作られた銅製の大型地蔵がこの中にあるのだそうだ
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《月心院》
曹洞宗のお寺です。日本の氏族・白河結城氏がお母様の七回忌に建立(1586年)境内にはみごとな桜が咲いていました。
ソメイヨシノかなぁ・・
桜以外も綺麗ですよ
目の前には城跡があります
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《関川寺館跡(城跡)》
『関川寺は、曹洞宗寺院の古刹で、中世に白河を本よとした武家・白河結城氏の菩提寺で、江戸時代初期に当地へ移転した。規模は絵図からの推定で東西220M、南北180Mほど』
関川寺へはのちほど行きます!
花が丸ごと・これは椿ですね♪
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《妙関寺》
日蓮宗のお寺です。この枝垂れ桜(通称:乙女桜)が有名で、わざわざこの桜を見に来る観光客もいるくらいなのだそうです(私もそのひとりだけど)。樹齢400年で、仙台藩主伊達正宗候から住職が譲り受けたと語られている。
赤門にかかる乙女桜とのコントラストが素敵!
ゴレオ君も東北の春を楽しんでいます
赤く(紅く)塗られているのは、
どういう意味があるんでしょうか?
残念だったのは自撮り棒撮影ができなかった事!
(理由:1週間前にiPhone6を8に買い換えたため、自撮り棒の差込口が変わっていたのだ。持ってきていたのに・・早く気づけよ、自分!)
この季節に白河へ来たら、ぜひとも薦めたい、桜の名所
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この奥にもお寺があるようです。あ、「関川寺」と書いてあります
もともと天台宗だったが関川結城氏の時代より曹洞宗になったらしい。古くは「福寿山関銭院」と呼ばれていて、関銭(通行料)を取っていたのが由来とか。免罪符みたいなもの?
境内にはいろいろな花が咲いていて綺麗です
「銅鐘」白河市指定 重要文化財
《典座教訓》
道元禅師と中国の老典座
左:道元
右:老典座
【典座(てんぞ)】とは、禅寺において「食」を司る重責を担う役僧のこと
仏殿の前で、炎天下 老典座(68歳)は杖を携え汗をたらたら流し、背は弓なりに曲がり、椎茸を干していた時の会話で、
道元:如何ぞ行者 人工をつかわさる
典座:他は是れ吾にあらず
道元:老人家 知法なり、天日
且っかくのごとく熱す如何ぞかくのごとくなる
典座:更に何れの時をか待たん
『自分に与えられた仕事(修行)を他人任せにしては、自分の修行にならないよ』という、自分自身に対する厳しい修行態度に心を打たれたという逸話なのだそう。
かなりヨボヨボなおじいんちゃん・・
私はまだまだ努力が足りないな・・
関川寺(裏のお墓がある方)からみた風景
谷津田川沿いを走る自転車
三脚持参のカメラマンもちらほら
《十九夜》
この先(写真右)を抜けると、白河市役所の駐車場へでる
駐車場の桜、立派です
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谷津田川のそばへ行きました
枝垂れ桜並木が素晴らしい!
白河、本当にひっそりとした街ですが、素敵です。
《楽蔵》
商業スペースです。空き店舗もありましたが、現在は「麻の葉」というお土産店と唐揚げ店がありました。あと、WCがあるので助かります。「麻の葉」で友人の土産(だるま)と私のハンカチを買いました。そのハンカチ、なんとイラストの般若心経ハンカチなの!
《袋町》
染物店が何軒かあるようです
こういう古民家も素敵
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残念ながらの曇天模様ですが、小峰城へ行ってきました。
小雨も降ってきました
ボケちゃったね^^;
城からみた風景
晴天だったら、どれだけ綺麗だったことでしょうか
撮影者たちを撮影してみた
とにかく寒いし、雨が降っているので一服します
コーヒー300円
「二ノ丸茶屋」というスペースです。土産店も併設されていて、カフェブースでは店内からお城を眺められます。
鎧兜の展示も
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【かなり疲れて】しまったため、白河駅まで戻り、タクシーでヨークベニマルへ(笑)ここで白河の野菜や福島のお菓子を買います。持参してきていたエコバックがパンパンです!観光局の人は駅から15分はしっかり歩くと言っていたけど、全然近かったよ。私の脚だと10分で到着できる距離でした。
ヨークベニマルで買い物をした後は、歩いてラーメン店へ。時間は16時過ぎでまだ全然お腹もすいていませんでしたが、早めの夕食をいただくことに。
街並み
《茶釜本店》
おばちゃんがひとりで切り盛りしていました。
スープがとっても美味しかった。
優しい味・ごちそうさまでした♪
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新白河駅に到着。新幹線に乗るまでには30分ほど時間があったので、お土産を買ったりして時間をつぶす。新幹線駅ではあるが、土産屋も小さくて、なんというか鳥取の空港よりも種類が少なくてびっくりする(鳥取の空港は土産屋が2つあるがここは1か所のみ)。だるまが有名なのだと、白河へ到着してから知ったので、会社の土産はだるまのカタチをした「だるま最中」にした。とても可愛くて好評だった。ちなみにこの「だるま最中」は人気があるのか、私が買ったものがラスト1だった(完売)。
吉永小百合とだるまのコラボ
新幹線なすの(280号)17:47 出発!
【帰りのグリーン車】は黒皮のシートでかっこよかった。この時も乗客はほとんどおらず、最後に東京で降りたのは、私ともうひとりだけ。JR東日本、大丈夫だろうか・・・と思うが、きっと大丈夫なのだろう。朝、普通に起きて新幹線に乗り、ふらっと福島へ日帰り旅行。こういう旅って今までしたことなかったけど、すごくいい。今回は残念ながらカレーは食べられなかったけど、地元の味に触れることもできたし、いい旅ができた。