2014年7月27日日曜日

パリ&ベルリンの旅(ドイツ出国)_2014/07/27

帰国日、朝7時起床。
ゆっくり身支度をして、8時頃にホテルを出る。空気がぴーんとしていて気持ちいいな。昨夜の騒ぎの残骸が駅前の至るところで、まだ、感じられる。今だ酔っぱらいも少なくないし、日曜朝の駅前は、陽が昇る今なお危ない雰囲気が漂っている。


Adler Hotelからみた、景色

HotelそばのNieddastr.の落書き


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パン屋のカフェで朝食、チョコクロワッサンとチキンラップサンド。ラップサンドは大好きな香草が入っていて嬉しかった。コーヒーと、合わせて、5.3ユーロなり。カフェのおばさんが感じ悪くて、私もつい語気を荒げてみた。東洋人だからって、舐められるのは嫌だから。


中央駅前のGrande Cafeで朝食


チョコクロワッサンとチキンラップサンド 5.3ユーロ





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 気づくと8時半すぎだったので、急いで、マイン川方面へ向うが、あろうことか、GPSを持っているにもかかわらず道を間違えちゃったので、マイン川へ行くのを諦めて、駅で空港行きの切符を買いに行く。それにしても、フランクフルトの駅前は安ホテルが本当に多い。私が以前泊まったホテルは、今もあるのかな?
 Kaiserstr.とMoselstr.の交差点にいます


ホテルからも見えるあのビルはいったい・・

中央駅界隈







メルクリンの模型




 


初めての一人旅は、この駅の、このホームから、
始まったんだよなぁ~(懐かしい)




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9時、宿に戻る。9時半にチェックアウト。カウンターのおばさん、電話中で、鍵を受けとると「もういいよ」と手で仕草する。あれ?朝食食べてよかったのかも?損したなー、ま、いいか。

ホテルの部屋から、最後に一枚



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S9で空港へと向かう。想像していた以上に空港が近くてあっという間に着いちゃったんですけど・・・^^; これならマイン川まで歩けたなあ、とちょっぴり後悔。





10時、空港到着、ANAカウンターでチェックインを済ませ、そばの免税カウンターへ。免税カウンター、めちゃくちゃ混んでて、しかも中国人ばかり。中国人らはたくさん買物している人が多くて、いちいち時間がかかる。ぁ~迷惑。や~っと手続きが終わったのが、11時前、早く空港へ到着しておいてよかったかもね。12時、やっと手荷物検査へ。こちらも混んでる。


手荷物検査場でメッシ発見!


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12時10分発が、15分ほど遅れて離陸。帰りは最新型の飛行機なのか、トイレにウォシュレットや自動で水流れ、フタも自動で閉まる、みたいなハイテク仕様で驚いた。隣のおっさんの加齢臭が気になったのと、おっさんが肘を突き出すのでウザかった。


機内食・1回目


機内食・2回目


 朝日がのぼっていくのが綺麗だった。


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羽田には少し遅れて6時半頃到着。
レンタルWiFiをボックスに返却し、京急で帰る。


戻ってしまえばまた現実。あー、明日から仕事。昨日は、『当分旅行はいいかな』って思ったけど、戻ってしまえばつまらない現実の続きが始まる。やはり私には旅行っていう目標がないとガンバッて生きていけないのかも。守るもんがないからね。


8時半すぎ帰宅。

コンビニでおにぎり購入したので喰う。

うまし!


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<<オマケ:旅の感想>>


■1:天気に恵まれなかった。
蒸し暑いし雨が突然降るし、もう、日々、洋服に悩む旅だった。それなりに旅慣れた街なので、交通機関をうまく使ってなんとかやり過ごせたけど。でも、やっぱり写真は嘘つかない、青空の下で写せた数少ない写真は、実物以上に素敵に撮れてる。これが初めて行った都市だったら、かなり凹んだ天気模様だったと思う。

■2:ユーロが高かった。
1ユーロ:140~141円。こりゃ高いよね。数年前は100円程度だったのに、もともと物価の高いパリで滞在し、買い物をすると、めっちゃ損した気分になるよね。食事だってそう。さっと暗算して頼んだ後に、スマホの計算機で計算すると、意外に高いゴハンになってたことを知るわけで。国内にいると気にならないけど、やっぱり海外旅行中は円が強い方がありがたいなぁ。
(しかも帰国後、ユーロが下がり137円程度。くそー!)

■3:日本人観光客が少なかった。でも、日本の文化が増えていた。
恐らく、7月だったこともあるんだろうけど、至る所に中国人はいるが、日本人観光客はパリですら少なく感じた。8月になったらどっと増えるのかな。または、パリやベルリンにはもう行ったことがあるから、東欧とか、行ったことのない国に行く人が増えたのかな?
でも、特にパリでは、日本食レストランがどっと増えていて驚いた。まずは「お弁当=BENTO」って表記で、今や世界基準の単語になってる。パリではBENTOの表記が結構あったな。あと、「寿司」は掃いて捨てるほどある。パリもベルリンも、無印良品とかユニクロが進出していている。大繁盛、とまでは行かないが、それなりに、お客さんが入っているし、日本の文化にとても興味を持っているのは事実だとおもう。だけど、西洋人は日本文化は好きでも、けして日本人が好きだとか興味があるってわけじゃないって、私は思ってる。近年、外国へ行くたびに、私は異邦人なんだと強く思うようになった。

■4:感動が薄れる。
なんども行った街だと、残念ながら一番最初に観た時と比べると感動が薄れる。反面、「あ、ただいま~」みたいな気分になるので、以前と比較できるのは楽しいけど。そんな中、パリにおいて一番感動したのは、モンパルナスタワーで見た景色と、セーヌ川クルーズで見た景色だった。高い場所・低い場所からみたパリ市内は、新鮮で感動した。残念ながら、ベルリンにおいては感動の景色はなかったな。つまらないだろうと思っていたフランクフルトは、意外にも何度も行ったことがあったレーマー広場がよかった。木組みの家に囲まれた、ドイツらしい広場。そういえば、最近、こんなドイツらしい町並みを持つドイツの街に行っていなかった気がする。だから、新鮮だったのかも。

■4:スマホ/グーグルマップ/フリーwifiは便利すぎる。
ガイドブックと地図を持ち歩かない街歩きをしたのは今回が初めて。と言っても、ガイドブックは数年前からコピーを持ち歩くようになったんだけど、それでも雨降りとか荷物が増えてくると、いちいち出し入れするのが面倒だった。でもスマホだと、指一本で今いる場所がわかり、行きたい場所も、知りたい情報も得ることができる。もちろんwifiにしてなきゃできなんだけど、日本でwifi契約させしておけば、どんな情報でもゲットできる(利用上限あり)。今回は一応、お守りとしてガイドブックを持っていったけど、もう、持っていかなくてもいいかな。保険として、必要なページをスマホで撮影して持ち歩けば、それがガイドブックになる。本当に便利な時代になったと思った。

■5:旅が楽になった。でも・・・
上記のとおり、情報収集が楽になったので、コンパクトに街歩きができて、迷うことも減り、目的地に楽々到着することが以前よりも可能となった。でも、そのおかげで、現地の人に道を尋ねることはなくなり、時刻表を持ち歩く必要もなくなった。そう、大好きなトーマスクック。ひとりたびを始めた頃、私のバイブルだった。今も、時々購入してはタイムテーブルや路線を眺めてにやにやしているんだけど、なんというか、旅が味気なくなってしまった気がする。それは私だけに言えることじゃなくて、世界的に、世界を旅する人々がそうなってるから、私も声をかけないけど、だれも私に声を掛けなくなった。なんだかつまらないなと思ったりもするんだよね。触れ合いがあってこそ、旅の醍醐味だから。

■6:当分、パリとベルリンは封印する。
今や、大好きな街になったパリとベルリン。だけど、こう何度も行くと、こなれてしまって感動がなくなっていくのが寂しくもある。だから、私は、当分この2都市にはいくのをやめようと思う。今度は、行ったことがない街を必死で迷いながら、旅をしたいな、感動したいな、と思う。