2016/04/19
今朝は6時起床。イムディーナとラバトへむかう。
連日日差しが強いわりには、
なんとか日焼けはくい止めているような気がしている。
(帰国してから、結果はわかるんだろうなぁ)
ラバト行のバス202番は【07:17】に到着するので、早めにバス停へ向う。あれ?バス停には【07:28】と書かれているぞ!昨夜、公式サイトで時刻表を確認したのに不思議だ・・そして危険すぎる!まあ、逆だったらキレてるけど、早くバス停に到着する分には待っていればいいんだからいいやと思い、ぼーっと待っていると、行先違いのバスが停車する。その後方をふとを見ると、なんと!202番バスが私に気づかず、スーっと行っちゃったよ(涙)ひどい!こんな漫画みたいなことってある?
諦めて、【ヴァレッタ行きの13番バス】に乗り、バレッタ経由でラバトへ行くことにする。なんか今日はついていないなぁ・・・なんて思いながら車窓を眺める。実は、バスに乗ってすこし経ち(8時前頃)、昨夜飲んだコーラックの効果でバスの中で便意が!うわっ!ヤバすぎでしょ(涙)なんとか、ヴァレッタまでは持ち堪えられそうな感じで、ほっとする。しかし、仮に、これがラバト行きにスムーズに乗っていたら、ひどい目にあっていたと思うな。やはり…神様はいるんだ!私は神様に見守られているのだわ!と、テンションアップ。
~早朝のスリーマ~
滞在先の Astra Hotel
ヴァレッタバスターミナルのWCですっきりした後、バスターミナルC2へ向かいラバト行51番バス乗り込む。ここから約30分の移動。お腹も落ち着き、安心安心~( ^ω^ )♪
ラバト Rabat
ラバトに8.45分頃到着。終点がラバト中心地…と思ったら、だんだん中心から離れていくので、適当な場所で降りる。それにしても人がいない・・・迷いながら歩いていると、親切なおばさんに遭遇、聖アガサのカタコンベの場所を教えてもらい、無事に到着する。
ラバト散策
早朝(と言っても、9時まわっていますが)で、誰もいません
やっと見つけたオバサンに、聖アガサの地下墓地の場所を尋ねる
この細い路地の先に・・・
聖アガサ地下墓地があります
聖アガサは、昨日ゴゾ島でみた、
胸を切り取られた気の毒な聖女です(涙)
遡ること3世紀に、ローマ皇帝デキウスの迫害を逃れて
隠れたのがここなのだそうです。本当に気の毒!
入ろうかどうか迷いましたが、
このあと、別のカタコンベにも行く予定なので、やめておきました。
(写真不可の場所だし)
ご冥福をお祈りします。
どうぞ、安らかにお眠りください・・・
聖パウロの地下墓地 St.Paul's Catacombs
しかし、ここから入れるのではないような?
もうしばらく散策する。
なんか、この街、起きてるのか眠っているのかわからない。人はまばらで、教会等も開いてるのかどうかわからないし・・・
ラバト 聖パウロ教会の一部
聖パウロ教会界隈
続いて聖パウロ教会に到着したのだが、9時になっても開かない。なんか、この国、時間にルーズだなぁ~のんびりしているというかね。 ま、朝ごはんを食べていなかったので、商店で売ってるパン1.3ユーロを買う。パイ生地でハム&チーズ、温かいしうまい。水は50セント。ベンチに座り朝ごはん。9時半をまわったので、そろそろ教会に行ってみるかな。
聖パウロ教会界隈で朝食
この水、【サン・ミヒャエル】なんて、まさに聖水?
このチーズハムのパイ、あたたかくてめちゃウマ!
正面からの入場ではなく・・・
はい、開きました!
脇になるこちらがエントランスです
St.Paul's Grotto 聖パウロの洞窟
St.Paul's Catacombs 聖パウロの地下墓地
右に降りると【聖パウロの洞窟】
左に降りると【カタコンベ】
まずはカタコンベへ・・・
<カタコンベ>
こわっ!
→だけが頼り
暗くて静寂。今、このカタコンベに、私ひとりしかいない・・・
(怖っ・涙)
だだっぴろくて、聞こえるのは私の足音と息遣いだけ。なんだか妙に怖くなってきたので、来た道を戻る。といっても、戻るのも一苦労。迷路のようなのだもの(涙)
<聖パウロの洞窟>
ちょうど、4-5人の男性が観光中だった(ホッ)
ここに聖パウロが隠れていたのだそうです。
後に、ローマ法王(ヨハネパウロ2世)もここで祈りを捧げたとか。
男性観光客は真剣にいろいろと読んで、ゆっくりと観光していたが、
やっぱり異教徒の私にはよく理解ができない。
さっと見ただけでこの場を立ち去ってしまった。
そして、もう一度・・・カタコンベに行こうと思った。というのも、【アガペ・テーブル】という会葬者がお別れの食事をしたと言われる巨大な石のテーブルをまだ見ていなかったからだ。おそるおそる、カタコンベをうろうろしてみる。さっきよりも、もっと奥に、もっと先に進んでみるが、それらしきテーブルはない。再び静寂・・・浮世から、完全に切り離されたような感じ。私はこの静寂が苦手らしい。やっぱり怖くなって、おずおずと逃げ戻る。結局【アガペ・テーブル】は見ることが出来なかった。
<St.Paul's Church 聖パウロ教会>
なんと、この教会は、教会正面から入場するのではなく、このカタコンベや洞窟があるほうからじゃないと入場できない。どうして?実際にミサなどは行われないのか?またはミサなどの時も、このわかりづらい入場方法じゃないと参加できないのか?不思議だ・・・あ、さっきの男性観光客がここにいる。彼らは最後にカタコンベに向かうんだね。これだけの人数いたら怖くないよね・・・
教会内の絵画
天井からの光、とても綺麗でした
そして、教会美術館・博物館へと続きます
(わりと見ごたえあります)
9時半を回ったので開いている。はじめに教会博物館から見なさいという順番らしい。バーコードを読み取り機会に入れる。5ユーロ。絵画が思った以上に充実していた。
~聖パウロ教会の展示物~
1階
この方がつくったものが展示されている
(一部)
ごちゃごちゃに積まれた部屋もある
(もう少し整頓した方がいいのでは?)
ごちゃごちゃではあるが、何が置かれているのか、
ざっくりと書かれているプレートもある
2階へ行く
ぐるぐるまきにされた赤ちゃん
可哀想・・・
長い廊下の両壁には大きな絵画がずらり
おお、外に見えるオレンジの実はなんだろう
なんかこういったものも、この20年で見過ぎた感じ。
ラバト観光終了・・・結構、疲れた
ラバト旧市内の風景
あー、おいしそう。
素朴なクッキー、いいね
ラバトからイムディーナへは歩いていけます
イムディーナのメインゲートに到着!
メインゲート
ここからがイムディーナです
やっぱり観光客が多いなー
メインゲートそばの土産屋
メインゲートそばに警察署
旧市街を散策します
紀元前700年頃にフェニキア人によって軍事要塞がつくられる。その後、マルタがローマ帝国支配下になるとローマ知事の邸宅をイムディーナに建てたとか。また、使徒パウロの乗った船が難破した際、にイムディーナで暮らしたとも。イムディーナという名前は、870年頃、シチリアに住むアラブ人が命名。彼らは現在の厚い防御壁を作り上げ、近隣の町ラバトからイムディーナを切り離した。
小道を通る時はお静かに・・・
土産物屋
この左側には・・
大聖堂があります!
ポリスボックス
(週末とか、祭りの時におまわりさんがいるのかなー?)
この地図、とても頼りになります!
Bastion Square・バスティオン広場
ここ、すごい人がいっぱい!
修学旅行生の姿も多い
ちびっこ、かわいい!
暑いので、日差しを避けて小道に逃げ込む
こんな細いところを馬車が!
小道を入ると、静寂・・・足音だけが響く
ちなみに旧市街での自転車入場は制限されている
この先は大聖堂
少しずつ人の声が聞え出す
~大聖堂・The Cathedral~
チケット売り場がちょっとわかりずらのですが、
教会を正面にみて、右側の別棟にあります。
ちょっとした教会美術館・博物館もみることができる
17世紀にマルタ人建築家・ガッファ作。
大聖堂観光、終了!
ふたたびイムディーナ旧市街をぽつぽつ歩く・・・
National Museum of Natural Histry Palazzo Vilhena
国立自然科学博物館/ヴィレーナ邸
エントランス鑑賞のみ
なんだか疲れたし、暑いし、
拷問博物館は行くのをやめて、ヴァレッタに戻る。
ここ、行きたかったんだけどねー
(かなり気持ち悪いみたいだし・・・元気なし)
首と両手首を入れてさらし者にされる、拷問
メインゲートを抜けて・・・
さらば!イムディーナ
~30分間、バスに揺られて、再びヴァレッタへ~
13時半、ヴァレッタ到着。お腹すいた…無性にリゾットが食べたい、食べたい。。。イタリアンを探すと無い。スリーマにはたくさんあるのにな。よろよろしながら歩いていると、イタリアン発見!【リゾットは?】と訪ねてみると、【カリーライスのリゾットがある】と言われる。え…マルタのイタリアンでカレーリゾットか?気乗りしなかったのでお断わりする。ヴァレッタのランチは【フィッシュ&チップス】とか【バーガー】が多い。なんだ、イタリアンというよりイギリスっぽいな。ヴァレッタ入り口までもどり、最初に見つけた冴えないカフェで食べる。
冴えないカフェの看板発見
マルゲリータとドリンク 6ユーロ、安い。なんか店のおっさんが早口でまくしたてるから、じっくり読めず、一番上の一番安いマルゲリータといっちゃったよ。まあ、好きだからいいけど、よく読んだらマルタ風ピザなんかもあったので、そっちが食べたかったなあー。
そのあと、聖ヨハネ大聖堂を観光する。ここ、すごいよ・・・。さほど広くはないけど、十字軍の団長らが祀られていたり、各国のお祈りブース(騎士館)っていうのかな、それぞれ分かれていて、国の特徴が出ていて面白いし、絢爛豪華。当時の騎士たちは、ここにきて士気を高めていたのかなぁ。入場料10ユーロにはビビったが、これなら仕方ないね(^^;; 日本語の音声ガイド無料貸し出しアリ。
よくある、しおりタイプの入場券
音声ガイドは日本語があるが、
残念ながら資料はないので英語をもらう。
本堂の長さは53M、両側の騎士館は15M。これらの礼拝堂は、年功に応じて各言語(各隊)に割り当てられたようです。優勢だった【フランス語・イタリア語・アラゴン語】の隊の騎士館は祭壇の一番近くに配置。フロア下には、輝かしい功績を残した騎士団の一部の墓石があり、今なお眠っているのだそうです。ちなみに、ドイツ語の騎士館は、祭壇からもっとも離れた場所にありました(汗)
すごすぎると思いませんか?!
天井
聖堂内の本堂・両側には言語に分れた礼拝堂が8つあり、【イングランド及びバイエルン、フランス、プロヴァンス、オーヴェルニュ、イタリア、ドイツ、アラゴン、カスティーリャ】の騎士館があります。
あちこちにちりばめられた金、そしてマルタの紋章
ここは有名なイタリアの騎士館。ゴテゴテしすぎず、すっきり。
カラヴァッジョの「聖ヒエロニムス」を鑑賞できます
音声ガイドをきいているんだけど、途中から、どこがどこだか・・・
床の下には優秀だった騎士が眠る・・・
本堂
マルタの紋章ってかわいいよね
<プロバンスの騎士館>
絵画は聖ミカエル。祭壇の装飾壁は、
1620年代のもので教会内で最古の間。
躍動感のある騎士館。
これはいったいどこのものだ~?
しっかり日本語解説は聞いたものの、もう記憶がありません(笑)
マルタに栄光あれ!
観光、終了!疲れたー!
国立図書館
見終わり、1.95ユーロで1スプーンのホワイトチョコアイスを食べて、店を一回りしたが、これといったものがないし、疲れたので、スリーマ行きの13番バスで宿に戻る。16時すぎ。少し休もう。こう、連日暑いと、さすがにバテルわ。
結局、昼寝が気持ちよくて、19時前まで寝ちゃった。スコットスーパーに行き、今夜の晩ごはんを調達。【CISK】は旅の記念に飲む。味はよくわからないが、ほどほどに苦みがあり、炭酸も効いていて、おいしいと思う。
マルタのローカルビール・CISK
スーパーで買ったパン
バカにできない美味しさ!
マルタ産のチーズ
硬くてしょっぱい
マルタの人、これを毎日食べてたら塩分過多で病気になるよー
サラミ、1ユーロで安かったので購入
安かろう悪かろうではないの。しっかり美味しかったよ!
明日の支度が終わったのは、23時。
ねよー。