2013年2月13日水曜日

南仏・コートダジュールの旅(グラース)_2012/02/13

■2/13(水) <うっかりデリートしてしまう(涙)思い出しながら・・・>

朝、○○起床。今回の旅行中、ずっと眠りが浅く夢をよく見る。しかも怖かったり気分の悪い夢だったり。御多分に漏れず、今朝もそうだったが、スッキリと起きられたのはセサのお陰なんだろうか。昨夜つくっておいたサラダとクロワッサンザマンドを食べる。このザマンド、かなりおいしい!旧市街の郵便局前のパン屋で購入。満足。メールやネットをしていたらいい時間になっていて焦る。急いで化粧をして○分にアパートを出る。

○分、アパートから5分くらいの場所にあるグラース行500番バスののりばへ到着!7時40分発。あ、いけない、ここでまた忘れていました。このあたりの定時は出発ではなく、バス到着時間が書かれていることを。

海沿いを走る。朝焼けをバックにジョギングする人、犬の散歩をする人、ベンチに座りひとり海を眺めている人など、カンバスの中の風景を見ているように人々が溶け込んでいる。なんと美しいんだろう!海岸沿いをしばし走ったあと、殺風景な新市街に入る。

新市街を抜けて30分ほどたつと、山へとゴイゴイ登りだす。くねくね道が続き、薬のんでなきゃ完璧に死んでいる。しかもポカポカの車内の足元がひんやりしてくる。寒暖差があるんだな、寒いぞ。車内の温度管理はしっかりしてくれ!と思っていると雪が降っているじゃないか!ビックリした。どおりで寒いはずだ。

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★グラース・旧市街到着★

グラースのバス停から見た風景



○時、グラース到着。バスていを降りて、そく迷う。想像していた以上に上り下りが多い山間の街だ。とりあえず、観光案内所マークがでている方向へ下る。パトリック・ジュースキントの「香水」を読み、「香水の街」に期待をして訪問をしたが、なぜか中米風の顔立ちの人がそそかしこにつったっていて異様な雰囲気。「香水の街」のかけらも感じられない。ま、気にせず目的地に向かうが、目的地ってどこ?(笑)


ネコが狙うのは・・・

バス停から、すでに方向を失う・・・ここはどこ?



ん?これは・・・?

市庁舎前

100%迷子になってしまい、参ったなぁと思っていると、市庁舎の標識を発見!よかった。市庁舎とグラース大聖堂が並んでいた。教会へ入るとちょうどミサの最中で、ルーベンスの3枚の絵画撮影ができず。また後で来て撮影するしかないな。


市庁舎の上に鳩のカップル

Hotel de Ville/市庁舎(左)と、

大聖堂のドア

おお、ミサ中だったので観光はのちほど・・・

大聖堂の裏手へまわる



大聖堂裏手からみたグラース


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再び、よくわからない高低差が激しいくねくね道を本能のままに歩いていると、フラゴナール美術館や民族博物館、香水がらみの博物館がでてきた。ほとんどの博物館が無料なので、くまなく観光する(でも香水博物館へは行かなかった)。うっかり、行く予定もなかった船博物館まで行っちゃった(笑)でもここで、人懐こいネコにも会えたし、世は満足!

パン屋の看板



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★このあたりはフラゴナール王国★

この看板、すべてフラゴナール関連の博物館など

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フラゴナール香水歴史工場



香水の種類多すぎ^^;
香水の歴史とかアンティークな香水入れとか、素敵だった

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衣装とジュエリーのプロバンス博物館


この博物館、プロヴァンス地方の女性が身に纏っていたジュエリーと衣服が年代別に飾られていて、とーっても素敵だった。ほんと、行ってよかった。

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船博物館


あら、にゃんこがごろ寝

こちら、船博物館の受付のおば様


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ジャン・オノレ・フラゴナール美術館


4面に描かれる"Les jeux de l'amour(愛の戯れ)"が有名。


天使、可愛らしい




正面が出入り口

2階へ続く壁には「騙し絵」が描かれる





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★Fragonard Boutique(フラゴナール・ショップ)★



 
日本では見られない、フラゴナールのコレクションがたくさん!

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★旧市街散策★







グラースの紋章・地面










あ、そろそろ大聖堂へ行かなきゃ!

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そろそろ観光を終えて、ガリマールへの移動を考える時間になってきたので、ランチ先を探す。が、その前に教会へ行かねばならなかった!急いで再度教会へ向かい、絵画とご対面。この教会は内部も石でできていて、なんとも厳かで風情がある。田舎のプロテスタント教会のようだ。本来の祈りの場とはこの程度の装飾でいいのではないかと思う。とりあえずバス停そばまで向かおうと思うが、またもや方向を失う。ちょうど警官がいたので尋ねると親切に教えてくれた。めるしー。

13世紀、アンティーヴでイスラム教徒の侵略の際、
司教区をグラースに移動させた際の大聖堂。

大聖堂の右手にルーベンスの絵画



とっても古くて素朴な大聖堂、素敵です

ここ、日本のドラマで使われた事があるんだって


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さて、バス停も確認したし、ランチを食べようかと探すが付近にはそれらしき場所がない。しかたなく広場まで戻ると、ピザ屋があったので入ってみる。黒板メニューにはプレート、ピザ、10ユーロと書いてあるが、気分としてはリゾットが食べたいので、ダメ元で聞いてみる。迎えてくれたのはオカマちゃんみたいな大柄で声が低くてしゃがれている女性。ボーイジョージを彷彿させる。彼女に尋ねてみると、ランチにはないが、グランドメニューでエビ料理14ユーロのサイドディッシュについてくると。でも10ユーロで特別につくってくれるのだと!なんていい人!ありがとう。カリフラワーのグラタン、エビハーブグリル、リゾットで10ユーロ、サンペレグリノを頼んだので、14ユーロ弱だった。味は薄味だので塩を足すとちょうどよかった。

★本日のランチ★


塩分薄め、ボリュームたっぷりで美味しかった

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○時発のカンヌ200番バス停へ。やはり時間ギリギリに到着。驚くことに、ここでもまた「1週間パス」が使えなかった!また?仕方ないので1ユーロ支払う。くそー使えないなー!

フラゴナール、モリナール、ガリマール・・・
フランスの3大香水メーカーの標識

ガリマールそばの薬屋さん、なんだか洒落てる

このあたりはマックとパン屋くらいしかない

9つ目の停留所を真剣に確認しながら下車。途中、乗客が多く、結構ロスタイムになったので、このバスに乗ってよかった。ガリマールの場所も確認したし、時間もあるので、バス停そばのパン屋で“アンカフェ、シルブプレ”。トイレへ行きたくなってきたが、パン屋にはなさそうだし、早めにガリマールでチェックし、トイレを借りよう。

パン屋でアンカフェ

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14時からの予約なので15分前にいってみると、なんとお昼休憩で閉まっている。まじか!こんなところで再び待ちぼうけかよ・・・と思っていると、中国人女2人がやってきた。なんだ、こんなところでこいつらと講義か。やだな。。。

香水を作る器具が展示されている

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Galimard Le Studio des Fragrances(ガリマール・香水調合体験)

14時に職員がやってきて、出入口をあける。受付を済ませ、受講料45ユーロを支払う。受講部屋へ通され、まずはトイレへ直行!席へ戻ると、なんと中国人と一緒に英語講義が始まる。え?日本語でしょう?聞いてないぞ!予約時に日本語を頼んだのに、何の断りもなかったぞ!ま、これがフランスなのかと思い、仕方ないので講義を受ける。

メスシリンダーの左横にある1本の瓶が私の基幹香

最初に10種類程度のドロッとしたアロマオイル風の原液ボトルの中から1本を選ぶ。すると、選んだ1本にあうベースノートを講師が6本選び、ここから3本選べと言っている。この他、バニラは入れても入れなくてもどちらでもいいようなので、せっかくだから入れておいた。


続いてミドルノートも6本の中から3本選ぶ。次に、ミドルをさらに20本くらいの中から選べと言っている。すでにこの時点で鼻は仮死状態。時々、持参したコーヒー粉を嗅ぎながら、もくもくと香水を選びつづける。。。

※選び方:ムエットにベースまでが入っている香水を浸す。新たに追加する香水(左手)を鼻のそばで嗅ぎながら、ムエット(右手)を香水ボトルから遠近させながら、好きな香りを選んでいく。これをベース、ミドル、トップと3回繰り返す。


続いてトップノート。これは別の20本くらいの中から5本選べと言っている。とにかく鼻が辛い。1本の香りを何度も何度も嗅ぐので、完全に鼻が麻痺している(涙)なんとか最後まで選んだが、最後の方は「ローズ」とか「花の名前」らしきネーミングのものを選んだ。これで終了。

100本弱の香りを嗅ぎ続ける。この作業はかなり辛い

これが香水レシピ

世界でひとつだけの私の香水

最後にボトルを選ぶんだけど無料はスプレー無しだったのでスプレー付き(12ユーロ)を購入。また出費だよ(涙)併設のショップでなにか買おうかなとながめてみるが、今、香水をつくったばかりだし購入する気になれず。それに急げばカンヌ行きにちょうど乗れる時間だったので、そそくさとガリマールを後にして、バス停へ向かう。

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ちなみに、
この香水は今日から2週間の間寝かせた後、完成する。東京の自宅に持ち帰り、ワクワクしながら香りを嗅ぐと・・・うーん、思っていた以上にもわっとしていて重い^^; 昔のシャネル5番とcocoを足したような・・・なんともフローラルの強い香りになった。まぁ、花の香りを中心に入れたから、当たり前か(笑)
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ほどなく200番バスが到着する。ちなみに今回も「1週間パス」が使えない!はーぁ?ま、1ユーロだけどさ、1週間パスを買う意味がない。くそ。

カンヌまでバスが猛スピードで走る。山から海へとどんどん下る感じ。

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★カンヌ★

バスを降りたら大きな松の木
(フランバジェノールがたっぷり!)

14時15分カンヌ到着。ロンプラの地図に書かれているバス停と違う場所に降りたので迷うことからスタート。が、目抜き通りへ出たのでホッとする。買い物の前にまず海へ行こう!

「映画の都」らしいアート


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★カンヌ・ビーチ★





カンヌの海はニースよりも穏やかで、優雅に感じられる。ニースより時間もゆっくりしているような気もする。それはそばにヨットハーバーが隣接しているせいかな。椰子の木もホテルも、すべてがゴージャスだ。驚いたのは浜辺が石ころじゃなく、日本のように普通の砂浜だったこと。車で1時間弱の場所なのに、どうして違うのか不思議。





撮影を済ませ、再び目抜き通りへ。あー、また衝動買いしちゃった(靴と洋服)。やばい!5時をまわりそろそろ日暮れてきたので、ニースへのバス停へ向かうか。その前にトイレへ行きたいので、カフェでカプチーノを頼み、用をたす。時間は夕方6時すぎ。そろそろバス停へ向うか。ニース方向へのバス停は、グラース方向ては別で、海岸の方いあるので観光がてらちょうどいい。海辺のヨットハーバーを眺めながら、ニース行き200番バスを待つ。

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カジノ・カンヌにもあるんだね

ヨットハーバー


市庁舎

市庁舎前のモニュメント

あー、カンヌで観光をしなかったな(笑)結局、海を見て買い物をしただけだ(汗)


18時40分発。やはり40分ちょうどにに乗務員がくるんだよね。そして!ここでもムカつくのが、また1週間パスが使えないの!なにこれ?詐欺じゃん!腹立つなー!カンヌ、ニースよりも一段とゴージャスで、スケールの大きさを感じる街を後にする。


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★ニース・帰宅★

20時15分、ニース着。夕方のラッシュもあってか、かなり途中渋滞した。カンヌ方向から見たニースの海岸線沿いはライトアップでかなり美しい。美しさでいえば、ニースの勝ちだと思う。今夜はラファイエットの地下で食料品を購入しようと向かったが、すでに閉店。そばに中華のファストフード(惣菜屋)があったので、春巻きと白身魚の炒めものを購入。7ユーロちょっと。レストランで食べる事を思えば安いが、普段の食生活からだと高い買い物だ。


近所のチャイニーズでテイクアウト
(結構ウマイ!)


帰宅し、早速、中華を食べる。う、うまい!温めてくれたし、春巻きなんてわざわざ揚げてくれた。サービスのいい店だ。

明朝、市場でハーブを買ってこようと思うので、今日に続き早起きで頑張るぞ!